一生に一度経験するかしないかの地鎮祭。勿論、私の家づくりは今回が初体験、地鎮祭についてwebで調べた情報を頼りに参加して来ました。私が建築をお願いするハウスメーカーである住友林業さんとの地鎮祭事例として、事前準備から当日の段取り等、ご紹介します。
地鎮祭の目的
家を建て始める前に執り行う儀式であり、その土地の守護神(鎮守神)を祀り、
・土地の利用の許しを得る
・工事の安全を祈る
・家の繁栄を祈る
ということを目的とされています。
地鎮祭の吉日
地鎮祭問わず式典・儀式は吉日をご希望されると思います。一般的に地鎮祭の吉日とされるのは、大安、先勝、友引の日で午前中開催の様です。私の場合は大安の日にしました。
住友林業さんにて、間取り(プラン)を検討している最中から事前に吉日を意識した地鎮祭迄の計画を立ててくれていたので、有給休暇の取得も余裕を持って進められました。
有難い限りです。
参列者
必須参列者は、神職(神主)、施主(建物の持ち主=私)、工事関係者(工事責任者)となります。両親は呼んでも呼ばなくても良い様です。
土地柄を見せたい(もしくはご両親が見たい)場合は、呼んであげても良いかと思います。
準備
住友林業さんの場合は、施主は初穂料を用意するのみで全く持ってやる事はありませんでした。祭壇や御供物、椅子、ご近所へのお祝い品等、一式ご用意頂きました。
私が用意致しました初穂料の準備の段取りについては、以下の通りとなります。物が揃っていれば、10分ほどで完了すると思います。
【初穂料の準備の段取り】
①のし袋(蝶結び)と黒の筆ペンを用意する
②初穂料と謝礼・お車代を用意する
③のし袋の表の上面に初穂料、下段に氏名を書く
④のし袋の中袋の表側へ金額を書く
⑤のし袋の中袋の裏側へ住所、氏名を書く
⑥初穂料と謝礼・お車代を入れる
実際の金額については、ハウスメーカー・工務店等にご確認頂くのが確実だと思いますが、私の場合は、初穂料3万円、謝礼・お車代1.5万円の計4.5万円でした。
引用文献:以下サイトを参考にさせて頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
https://home-kensetu.com/kiso/hatuho.html#i-8
服装
式典・儀式はスーツが一般的ですが、家族のみで執り行われることが一般的なため、綺麗めカジュアルで問題ありません。
私は12月上旬開催だったので、薄手のセーターに無地の紺色ジーンズで参加しました。 地鎮祭後、工事責任者の方と実際に土地を歩いて確認をすることがあったので、身動きし易い恰好が良いと思います。
当日の流れ
以下の流れになりますが、基本は神主にてご対応頂けます。施主が能動的に行動する必要があるのは2箇所となります。(太字箇所)
- 開式
- 修祓(しゅうばつ)の儀
- 降神の儀
- 献饌(けんせん)
- 祝詞奏上(のりとそうじょう)
- 清祓い
- 地鎮の儀
夫婦それぞれで、盛り土に鍬を3回入れます。盛り土の左→右→中央の順で、「えいっ」×3を実施します。 - 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
玉串を祭壇に備え、2礼2拍手1礼で参拝します。此方も夫婦それぞれで実施となります。 - 撤饌(てっせん)
- 昇神の儀
- 閉式
閉式後は解散となりますが、ハウスメーカーや工務店次第では、現場監督者と自縄の確認や設計の確認を行うことになります。図面から解放されイメージし易くて安心しますね。
ご近所様へのご挨拶
前後左右のご近所様へのご挨拶は必要ですが、平日は基本留守の方々が多い様で、今回見送りになりましたが、着工時は、住友林業さん限定なのかもしれませんが、工事責任者の方が「タオル」をご用意下さり、各ご近所様へ配布するという事を実施してくれる様です。これも有難い気配りで感謝です。
まとめ
一生に一度経験するかしないかの地鎮祭ですが、大袈裟な準備は全く不要、一般的なマナーと初穂料/謝礼・お車代をご用意頂ければ何事も無く終了します。是非気負わずに、地鎮祭の目的である「工事の安全」と「家の繁栄」をお祈り頂ければと考えます。