「モアナと伝説の海」は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが制作する56作目の映画です。
日本では2017年3月10日に公開され、「海に選ばれた16才の少女――彼女の名は、モアナ」というキャッチコピーは未だに顕在です。
ぜひ、お子さんと一緒に観て頂きたいと思い、おススメをさせて頂きます。
総合評価
シンプルでわかりやすい勇気と愛情溢れるストーリー、最後まで集中して観れる作品です。
2歳の息子は時々、「なんで（モアナの）パパいないの～？」と疑問を投げかけてくれたり、「海が綺麗だね」など発言してくれ、一緒に夢中になって楽しめます。
あらすじ
主人公モアナの祖母は、南の楽園モトゥヌイ島の伝承を語る。
＜女神テ・フィティの「心」＞
女神テ・フィティの「心」には、命を創り出す力があり、海しかなかった世界に島、植物、動物を誕生させた。
人間であり風と海の神マウイ(半人半神)は、テ・フィティから心を盗みだすが、逃げる途中に同様に心を求める悪魔テ・カァの襲撃を受け、心を海の底に落としてしまう。
テ・フィティの心がなくなり世界は闇に覆われ尽くされ始めてしまう。
回避すべく珊瑚礁の先のテ・フィティに心を返しに行く。
＜モアナの勇気ある挑戦＞
モアナは珊瑚礁の先の海に関心を抱いていたが、村の掟で禁止されていた。
海への好奇心を抱えながらも、将来の村長(むらおさ)としての自覚が芽生え運営に勤しんでいた。
ある時、ココナッツが病気になり、魚は全く取れなくなった。村のため、珊瑚礁の先に魚をとりにいくことを提案するが、父親である村長に反対されてしまう。
内緒で海に出てみるが、波にのまれ危うく命を落としそうになりながらも島に戻った。その際、祖母から先祖が海に出て島を開拓していたことを教わり、テ・フィティの心である緑の石を預かる。
珊瑚礁を超え、マウイを探し、テ・フィティの心を返し、愛すべき島と仲間を助ける物語が始まる。
ここが良かった！印象に残ったシーンとセリフ！
◆①勇気と愛情溢れるシンプルストーリー
愛すべき島と仲間を助けるため、奪われたテ・フィティの心を返しに行くという非常にシンプルで分かりやすいストーリー。
子どもにとっても迷子になることなく、主人公のモアナ自身も何度か目的を話してくれることが好印象です。
特に、16歳という若さでサンゴ礁の先にある未知の大海原への挑戦は、祖母が背中を押したからではなく、勇気をふり絞った行動であることに心を動かされます。
◆②主題歌がピッタリ
主人公モアナの日本語吹き替えに抜擢された屋比久 知奈（やびく ともな）さんが歌う「どこまでも〜How Far I’ll Go〜」。
まるでモアナの心を映し出した様なメッセージ性のある歌詞です。
♪空と海が出会う所はどれほど遠いの 追い風受け漕ぎ出してきっとわたしは行くのよ♪
特に経験したことない未知の領域への不安と乗り越える勇気、愛情そのものをストレートに感じました。
◆③空・海・森などの自然描写
言葉では表現できない程、空や海、住まう森などの描写が美しいです。
まさに目の前に浮かんでくると言うべきでしょうか、リラックスできます。
こんな人におススメ！
☑勇気ある一歩を踏み出したい方
☑溢れる愛情を感じたい方
☑子どもの成長を促す動画を探している
見放題ではないのですが、prime videoで30日間レンタル可能です。
ぜひお子様と勇気と愛情溢れるストーリーをお試し頂けますと幸いです。
モアナと伝説の海 (吹替版)