ライオン・キングの見どころ

スポンサーリンク

息子の大好きな動物は百獣の王、ライオン。ライオンのおもちゃを持って、「ガー!」と言っています。そんな息子に、2019年夏頃に地上波で放送された「ライオン・キング」を見せたところ、親子共に大ハマりしてしまいました。以下、少しネタバレが含まれてはいますので、お気になさる方は閲覧注意でお願い致します。

スポンサーリンク

あらすじ

プライドランドを統治するライオン:ムファサ(王様)に、息子のシンバが誕生したところから始まります。ある日、ムファサの弟スカーの陰謀により、ムファサは亡くなりシンバはプライドランドを追い出されます。しかし、ティモンとプンバという仲間に出会い、成長したシンバはプライドランドの王様に成り上がったスカーとの対決を迎えます。

見どころ

①叔父の嫉妬

王様になることへの執着心があるムファサの弟スカーは、ムファサの息子シンバが誕生したことにより、シンバを妬む様になります。言葉巧みに、ハイエナの仲間も利用しながら、シンバを亡き者にしようと企んでいきます。一方でシンバからすると、年齢も低いこともあり、主犯格が叔父さんだと思わず、「変な叔父さん」としてだけは写るものの、たった一人(=一匹)の叔父さんなので、言われたこと・聞いたことを実行していってしまいます。

②親子の愛情

シンバがハイエナに殺されてしまうかもいけないシーンがあるのですが、万事休すのところを救世主が登場します。さすが百獣の王と言わんばかり、シンバの父ムファサがハイエナを一蹴、ことなきを得ます。然しながら、父としては言いつけを守らなかった息子を叱らねばなりません。しかし叱り方に愛情が垣間見られ、百獣の王でも息子を失うかもしれない瞬間に「初めて怖いと思った」と漏らします。そんな父親の言葉を聞いて反省するとともに、「父さんでも怖いものがあるんだね」「ハイエナの方がもっと怖そうだった」と良い、親子でじゃれあう姿に非常に愛情を感じます。

③仲間の大切さ

後にシンバはスカーの陰謀により父ムファサを失い、プライドランドから追放されます。たどり着いた地で、ミーアキャットのティモン、イノシシのプンバに出会います。陽気で面白く仲間思いの関係が構築され、どこにいくも三人(三匹)一緒、「ハクナマタタ」を共通言語して過ごします。また、生まれながらのフィアンセであるナラにも運命的な出会いを果たします。この時、プライドランドの王がスカーになり、壊滅の危機であることを聞かせれ、シンバがプライドランドに戻り、スカーと戦うことを決めるきっかけになりました。

④人も動物も信頼が大事

スカーの陰謀により、プライドランドの母含む他のライオンへはシンバが死んだことになっており、シンバが戻ってきた後は、スカーが巧みに・狡猾に、ムファサの死をシンバのせいにしようとします。本当、汚いライオンだなと感情移入してしまう程に。しかし、ライオンたちはシンバに加勢、スカーはピンチに。最終的にはスカーは、手なづけていたハイエナたちに襲われて死を迎えることになります。地位だけを獲得して、信頼を得られない行動を続けてはいけません。

聴き所

①オープニング

曲名「サークル・オブ・ライフ(Circle of Life)」
将来の王シンバ生誕のお披露目の曲であり、ジャングルで過ごすゾウ、キリンなど様々な動物がシンバを見に来ます。感じるのは、弱肉強食が常のジャングルでも、相互に関係しあうとともに、百獣の王ライオンが秩序を保つ役割を持っており、祝福に価する様な楽曲です。
私の息子はこの場面を何度もリピートをし、私自身も何度見ても飽きない、そんなシーン&曲です。

②僕は王様だ

曲名「王様になるのが待ちきれない(I Just Can’t Wait to Be King)」
まだ幼いシンバと将来の妃ナラが、ザズーという秘書鳥の監視を受けながら、スカーに教えてもらってしまった秘密の場所を目指す時の楽曲です。かなりポップ、将来の明るさも、幼い時に持っている怖いもの知らずな雰囲気が全面に出ています。元気になれます。

③スカーの歌

曲名「覚悟しろ(Be Prepare)」
実は悪役のスカーのこの曲が一番好きです。ムファサを罠に嵌める作戦をハイエナに伝え、ハイエナをやる気にさせていくシーンですが、「ハイエナの知恵など、まるでイボイノシシだ」から始まる歌がいつまでも頭を離れず、王弟スカーのプライド、狡猾さ、ハイエナの軍隊化をよく表現された楽曲です。

まとめ

1990年代前半に見ていた懐かしい映画ですが、こうやって時代も世代も超えて改めて見てみると、立場で感じ方は異なるかもしれませんが、親としての子供の接し方やビジネスでの人との信頼関係の醸成、一方的に強いだけではダメでバランスをとらないといけないなど、気づかされる・考えさせられることが多々あります。子供の成長は親の成長と良く言ったものですが、本当にその通りなのかもしれません。また別の映画も取り上げて書いてみます、長文お読み頂きありがとうございました。