ワイン初心者向け〜おさえておくべき5つのこと〜

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☑️自宅や友人宅で飲むワインを選ぶのに悩む時ありませんか?
☑️外食先でワインを注文する際、何を頼んだら良いのか悩む時ありませんか?
☑️お祝いごとの時に、何を贈答したら良いか悩む事ありませんか?

安心してください。
その悩み、解決していきましょう!

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はじめに

「5つのこと」に入る前に、私がインプットとした参考書籍をご紹介しておきます。
本書籍は、私自身の知識Upもさることながら、ワインを選ぶときにとても参考にしており、メニューを見てもわからないときなどは、店員さんにドヤ顔で「メドック地区の赤ワインをください」などと、通ぶってみたりすることができる様になりました。

本記事を読んで、さらに広く情報をおさえたい方は是非お手に取られてみてください。

タイトル:2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望
著者:小久保尊(著)、山田コロ(イラスト)
出版社:サンクチュアリ出版
出版日:2015/11/26

①六つの「品種」を覚えよ

ワインはとにかく「品種」が命です。
いちごの「とちおとめ」、リンゴの「ふじ」の様に、ぶどうにも品種があり、ワインの味はほとんどこの「品種」によって決定します。

品種の数は「数千種」あるとも言われますが、主要品種はたった「六つ」です。
これだけ覚えて下さい!

1. カベルネ・ソーヴィニヨン(赤ワイン)
2. ピノ・ノワール(赤ワイン)
3. メルロー(赤ワイン)
4. シャルドネ(白ワイン)
5. リースリング(白ワイン)
6. ソーヴィニヨン・ブラン(白ワイン)

聞いたことがある品種はあったでしょうか。
この六つの品種を覚えてしまえば、すぐに好みのワインにたどり着けるようになります。

味の比較~赤ワインの場合~

王道「カベルネ・ソーヴィニヨン」という品種が使われたワインの味を覚えましょう。
カベルネ・ソーヴィニヨンは、赤ワインの味の直球ど真ん中、とてもベタで濃厚な味です。

この味を基軸として、さらに重い(濃い)味が良い場合は、「メルロー」反対に軽い(薄い)味が良い場合は、「ピノ・ノワール」を飲んでみましょう。

味の比較~白ワインの場合~

王女「シャルドネ」という品種が使われたワインをよく味わってみましょう。
「シャルドネ」は、「カベルネ・ソーヴィニヨン」の白バージョンみたいなもので、ベタな味です。

この味を基軸として、さらにフルーティな味が良い場合は、「リースリング」、反対にすっきりな味が良い場合は、「ソーヴィニヨン・ブラン」を飲んでみましょう。

②新世界と旧世界のワインとは

何かのゲームの世界に感じるかもしれませんが、実際に「新世界」と「旧世界」という呼び名があります。
「新世界」は、「ニューワールド」と呼ばれることもありますね。

違いを簡単に言うと、

 ・旧世界:”ヨーロッパで作られたワイン”
 ・新世界:”ヨーロッパ以外”のアメリカ、オーストラリア、チリ、ニュージーランド

が生産国となります。
以下の地図で、黄緑色が「新世界(ニューワールド)」紫色が「旧世界(オールドワールド)」のワイン生産国となります。

【引用元】「おしゃれなワイングッズ専門店」さん

また、「ボトル」への表記にも違いがあります。

 ・旧世界: ブレンドが多いため、「産地」表記
 ・新世界:単一で、「品種」表記

ワイン初心者で「味」の違いを覚えるためには、ヨーロッパの旧世界ではなく、アメリカやオーストラリア等の新世界の「単一」品種のワインを飲み比べる方が良いということですね!

③AOC/AOPは品質の証明書

「新世界」のワインの場合は、ラベルにシンプルでわかりやすい「単一」品種名、たとえば、CHARDONNAY(シャルドネ)と書かれているため、手に取りやすいですよね。

一方で、「旧世界」のワインの場合は、「ブレンド」がメインのため、基本的な考え方を抑えていないと分かり辛いです。

この基本的な考え方として、どの土地の条件をクリアしているかという「証明書」を、「AOC」と言います。

「AOC」は、

Appellation(あぺらしおん) d’Origine(どりじーぬ)  Controlee(こんとろーれ)

の略称であり、「O」の箇所に「地域名」が入ります。

たとえば、Appellation Bordeaux Controleeである場合は、「ボルドー」地方全体で栽培されているブドウを集めて、使っているという意味です。

Appllation Medoc Controleeという場合は、ボルドー地方の中にある「メドック」地区に限定したブドウを使っているワインということになり、より高価になってきます。

「関東地方<東京都<中央区<銀座」、といった具合に狭くなればなるほど高品質かつ高価になっていくという考え方が基本です。

なお、最近では、AOCは「AOP(Appellation d’Origine Protegee)に徐々に移行している様ですが、基本的な考え方は一緒です。

④旧世界でおさえるべきはもちろんフランス

初心者は、新世界で「単一」ワインをオススメしましたが、本場は旧世界、少し背伸びしてみましょう。

旧世界のワインも、沢山の国が製造していますが、フランスワインをおさえましょう。
フランスワインの中でも、確実に押さえたいのが「ボルドー」地方ですね。
赤ワインが抜群です。

■フランスの代表的な生産地
 ・ボルドー地方(濃厚)
 
・ブルゴーニュ地方(洗練)
 ・ロワール地方(さっぱり白)
 ・シャンパーニュ地方(シャンパン)
 ・プロヴァンス・ランドック地方(安い)
 ・コート・デュ・ローヌ地方(癒し)
 ・アルザス地方(ほぼドイツ)

ボルドー地方

ブルゴーニュと双璧をなす存在、ボルドーといえば、「重厚」なワインが印象的です。
また、「長期熟成」に耐えられるワインでもあります。

重厚、かつ、長期熟成に向いた赤ワインが生まれる理由は、恵まれた気候により、タンニンが非常に強い「カベルネ・ソーヴィニヨン」を生み出せること、ならびに職人たちがボルドーという聖地に集まってくるからです。

結果、ボルドーはワインにおける世界のトップブランド、格付け(ランキング)をされる産地となっています。

メドック地区

東京で例えると、中央区や渋谷区、世田谷区といったイメージの「メドック地区」、世界的な「ボルドーブレンド」として、「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「メルロー」、「カベルネ・フラン」の御三家を混ぜたワインで有名であり、ソムリエ御用達といった安心感のある地区です。

また、シャトーごとに一級から五級まで格付けがあります。
この格付けは、パリ万国博覧会が開かれる時に、ナポレオン三世が観光客向けにわかりやすいものをと思い立ったのがきっかけの様です。

つまりワインガイドですね。
一躍、人気を博し現在に至っているわけですが、特に「五大シャトー」と呼ばれる第一級のワインの価値は世界的になっています。

■五大シャトー
 ・A. シャトー・ラトゥール
 ・B. シャトー・ラフィット・ロートシルト
 ・C. シャトー・マルゴー
 ・D. シャトー・ムートン・ロートシルト
 ・E. シャトー・オー・ブリオン

メドック地区では、A〜Dまでが造られているほど、人気も高いです。
一般庶民にはなかなか手が届かない超高級ワイン、御祝いごとや投資がうまく行った時などに合わせて飲んでみるのが良いと思います。

「お手頃」で美味しいワインもあります。
「村名ワイン」と呼ばれるものが存在し、村名をラベルに表示できる村は限られています
以下六つをご紹介します。

 ・サン・テステフ村
 ・ポイヤック村
 ・サン・ジュリアン 村
 ・マルゴー村
 ・リストラック村
 ・ムーリ村

AOCで、Appellation Pauillac Controleeなどと書かれていれば、ほぼ5千円以上の高級ワインです。
安価なボルドーを買い続けて失敗するよりも、フランスワインの場合は、「5千円以上」のワインを飲んで行く方が良いですね。

ちなみに、ポイヤック村の場合、「シャトー・ラトゥール」などで有名、マルゴー村は、「シャトー・マルゴー」で有名ですが、「村」の単位まで絞ってしまえば、ほとんど味の違いはないと思って良いです。

また、白ワインの代表格を以下にてご紹介します。

ブルゴーニュ地方

ブルゴーニュは当たり外れが大きいので5千円以上がオススメです。
品種としては、「ピノ・ノワール」もありますが、「シャブリ」が世界一メジャーです。

シャブリ地区

シャブリは、辛口白ワイン代表というほど有名です。
ただし、味は「ピンキリ」、ラベルでランクがわかります。

No1. グラン・クリュ
No2. プルミエ・クリュ
No3. シャブリ(普通)
No4. プティ・シャブリ

どれがオススメかというと、「プルミエ・クリュ」より上が無難にオススメ。
なんでもシャブリ(普通)を選んではダメですよ。

新世界のワイン

「ロバート・モンダヴィ」、「オーパス・ワン」と聞いたらアメリカが良いという印象をお持ちかもしれません。
もちろん、アメリカワインも良いのですが、新世界は初心者に飲むべくワインとご紹介していますので、シンプルで美味しいワインに絞ってご紹介します。

チリ

単一品種はチリで間違いなし!
安い、わかりやすい、美味しいの三拍子が揃っているのと、スーパーやコンビニにも売っています。

なにより「基本品種」の特徴を掴むのに最も適しています!

「シャトー・ムートン」を持つロスチャイルド社が造ったアルマヴィーヴァが有名、わかりやすく高級感を味わえる。

安価なワインでは、

 ・コノスル
 ・サンライズ
 ・カッシェロ・デル・ディアブロ

を押さえておきましょう。
日常的にはこれで十分、単一品種の味を覚えていきましょう。

アルゼンチン

単一品種はアルゼンチンにもあり、意外と知らない人は多いのではないでしょうか。

「キャッチー」を狙うならこれ!

・マルベック
・トロンテス

赤のマルベックが中心品種です。
意外な果実味の軽やかさを持ちます。

白はトロンテス。
フルーツヨーグルトっぽいフルーティさを持ちます。

コスパも良いし、キャッチーなので、あえて選ぶのがオススメです。

オーストラリア

最後はオーストラリア。
「迷ったらオーストラリア産を買え!」は、正しい表現です。

アメリカワインにも似てるのですが、気にせずバクバク食べて、ぐいぐい飲むのに適しています。

・イエローテイル
・シラーズ
・シャルドネ

表記も分かりやすいく、特徴がちゃんとわかります。
チリワインと同じく、大抵安くておいしいのが、オーストラリアワインです。

余談ですが、コルクではなくスクリューキャップのワインが置いてありますが、決して安物じゃありません。
スクリューキャップを最初に作ったのは、オーストラリアの様ですよ。

是非、お手元にとってお飲みください。

⑤シャンパン

「シャンパーニュ地方」で造られたものだけが、シャンパン表記されます。
スパークリングワインと違い、品種、熟成期間、炭酸の強さなどのルールが厳しいため、シャンパンがスパークリングワインの中で最強です。

原料はシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの三種類しか使われません。

贈答用なら迷わずに、

・ドン・ペリニョン
・モエ・エ・シャンドン
・ヴーヴ・グリコ

の中から選びましょう。

シャンパンは、いわば「花束」みたいなものです。
なるべく派手にわかりやすいものが良いと覚えておきましょう。

まとめ

上述の「5つ」のことで、ぜひ知識として蓄えてしまってください。
そして是非、ワインを好きになって、歳を重ねながら上級なワインを楽しんでみてください。

これを機にワイン通への一歩を踏み出したい方は、今だけ無料で、ビギナー向けワイン講座が受けられるので、ご興味ある方はいかがでしょうか。

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