2019年6月に出版された稲盛和夫さんの著書「心。」を拝読しました。以前、「考え方ひとつで人生は変わる 思いは実現する」を拝読したことがあったのですが、私が未熟だったからか、”精神論”の一言で済ませてしまい、以降、手に取る機会を逃しておりました(大変申し訳御座いません…)。今回、”自分という人間はどういう人間なのか” ”何に夢中になれるのか” ”どうキャリアを積んでいけばいいのか・どう生きていけばいいのか” と悩む機会があり、自分を見つめ直すヒントが欲しく、この著書を手に取りました。是非、
学び
他人と比較し無い物ねだりをしたり、人の悪口を言ったり、抵抗したり 等、上手く行かないことを他人・何かのせいにする機会は誰しもあると思いますが、真っ向から間違いだということに気づかされます。
稲盛和夫さんは、心を高め、利他の心を持ち、謙虚さを忘れず、自分を律しながら全力で没頭することの意義・重要さを教えてくれます。全てを完全に続けられないにしても(迷うことはあるにしても)、”利他の意識”と”感謝の気持ち”、”損得ではなく正しさ”を追い求めることを優先的に行動することが第一歩であると感じます。
”ありがとう”とありきたりに聞こえる言葉自体、日々使えていますか?小生は照れ臭いというのもあるのですが、同僚・後輩に対して努力が不足している様な先入観が混在し、中々使えていないことに気づかされました。
心に響くキーワード
「学び」の章に一部重複するものもありますが、以下、「心に響くキーワード」を述べさせて頂きます。稲盛和夫氏自身が経営者である以上に一人の人間としての想いが伝わる言葉たちです。
- (自分の)心を高める
- 利他の心を持つ
- ありがとうと言う
- 謙虚さはお守りである
- 謙虚に自分を律する
- 世のため人のために使う
- 自分一人じゃ生きられない
- 清らかになるために、目の前の仕事に全力で没頭すること
- 善なる動機
- 社員の生活を守り、幸福な人生を送ること
- 都合の良い話は悪魔の囁きと思うこと。誹謗中傷には同調したり反論しない。
- 調和しながらの発展
- 足るを知る
- 早めに準備して終わらせる
- みながそれぞれ 、少しずつ欲を減らすことだ
- 社会全体をよくしたいという利他の文明へ
- ネバーギブアップ
- 必ずできる
- 損得ではなく正しいかどうか
- 日頃より魂を磨き、心を美しくする様な努力を。
- 「運命とは 、その人の性格の中にある 」
ご参考
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