2019年も残り僅かとなりました。ビジネスパーソンの方々は、お客様へご訪問し年末挨拶を実施されている最中かと存じます。今回、年末年始挨拶のコツを纏めてみましたので、ご参考頂けますと幸いです。特に30代以下の方は試しにやってみて下さいませ。
年末年始挨拶の目的
お客様へ一年間分のお取引の御礼と、翌年も変わらぬお取引をお願いすることが目的となります。ヒアリングや商品紹介等にもご利用可能、カレンダー等をお持ちしてお伺いします。
コンタクトリストを作る
アットランダムにアポイントを始めず、計画的に実行していくために、コンタクトリストを作りましょう。普段からお会いしてる方々だけではなく、以下観点で振り返り、洗い出してみます。
①ご提案（以降ご縁が無い）
②プロダクト納品
③システムデリバリー
一生懸命ご提案したけれど残念ながらご一緒できなかった方々、様々なトラブルを抱え、お客様に叱られながらもなんとかデリバリーできた案件関係者等を挙げていきます。
上記に加え、④ニュースで取り上げられている詳細内容ヒアリングや、此方の企画案件・商品紹介を実施したい場合は、年末年始挨拶を”手段”にアポイント取ることも視野に入れましょう。年末年始のご挨拶に来られて嫌な気分になるお客様は殆どいないため、率直な意見を頂戴できるというメリットがあります。
①から④までを実施し、コンタクト候補が整いましたら、同行者とカレンダー配布数を決めていきます。難易度は高くないですが、同行者に上位者を入れ忘れないことが大事です。カレンダー配布数は、会社・部署毎に上限があると思いますので最終調整は必要ですが、部長級以上は一人に対し二部、その他は一部ずつという割り当てにしておくと良いでしょう。
なお、なお、コンタクトリストの作成は余裕を持って11月半ば頃に完了させましょう。そのメリットは後ほど述べていきます。
＊今回は、掲載が遅くなってしまい大変申し訳ございません。2020年始、少し遠くなってしまいますが2020年末にお試し頂けますと幸いです。
日程の調整を行う
コンタクトリストに沿い、日程の調整を行なっていきます。まずは、同行者の日程を仮押さえで、AM、PMの単位で大胆にブロックします。意外と気にする（なる）方は多いと思いますが、一時間〜二時間の枠を何度も押さえて細かくやるのを否定はしませんが、お客様側もこの時期は応対で多忙のため中々決まらず何度も往復することがありますので、お互いの負荷を軽減するためにもブロックに挑戦してみて下さい。なお、11月中旬にはコンタクトリストが出来上がっている状態にしていれば、一ヶ月先の予定は空いている方が多いので、ブロックしても嫌がられることは無いと思います。早めにアクションを起こし、確定しましたらすぐさまブロックを解放、11月中には全てアポイントを済ませていきます。
アポイントを取る
電話、対面の機会が事前にあれば良いですが、大体はメールの場合は以下を盛り込んでご連絡していきます。
①年末年始のご挨拶にお邪魔したいこと
②お客様側の御同席頂きたい方
③日時希望（ブロック時間帯）
④此方側の同行者
秘書がいる方へは秘書経由でお願いすることがマナーとなりますので、お気をつけて下さいませ。
以下サンプルとなります。
◆サンプル文面
〇〇株式会社（株式会社〇〇）
〇〇部 〇〇 様
お世話になっております。
〇〇株式会社（株式会社〇〇）のhikobloで御座います。
気付けばあっという間に今年も残り僅かとなりました。
本年中は大変お世話になりましたこと、心より感謝申し上げます。
さて、大変ご多忙かと存じますが、年末のご挨拶にお伺いしたいと考えております。貴部の〇〇様も可能でしたら御同席をお願い出来れば幸甚です。
以下、御都合をご確認頂き、ご意向をお聞かせ頂けますでしょうか。
① 12/○（月）PM
②12/○（水）AM
③12/○（金）PM
＊上記のうち、30分程度、お時間頂戴できますと幸いです。
なお、弊社側は、〇〇事業部長、○○部長とお伺いします。
年内が難しい場合は、是非年明けに、お時間を頂戴できますと幸いです。
以上、宜しくお願い致します。
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※署名省略
ご挨拶直前準備・当日の動き
常にプロジェクトで顔を合わせている親しいお客様においては、特段直前の準備は不要と考えますが、年に一度会うか/会わないかのお客様、もしくはヒアリングや商品紹介の場合は、コンテンツを上司と共に詰めておきましょう。上司の方が同行される場合は、事前にスピーカーを決めておくと良いでしょう。
当日の動き方は、現地集合、もしくは、本社からタクシー移動等、パターンは複数ありますが、上司と一緒に動くと事前に擦り合わせも出来ますので効果的ですが、常に一緒にいる場合は、たまには離れたいと思いますので、現地集合としても良いかと思います。
ご挨拶が完了されましたら、すぐにiPhoneのメモに内容をキーワードだけでも打ち込んでおきましょう。その後、事務所に帰り次第、簡易な議事メモを作成し同行者に展開して終了です。年末年始の挨拶では、ビジネスのヒントになるものをお伺いできるのでただのカレンダー配りと思い込まず、非常に貴重で重要なご挨拶と捉えて頂けますと幸いです。